みやかわクリニック スタッフブログ

2016年3月13日 日曜日

雪椿

前任校の新潟県立看護大学に用事があり、週末は実家のある新潟の上越市に帰省しましたcar
到着時は雪がちらついており、関東に比べやはり随分と気温は低いです。

3月のこの時期、実家の庭は雪椿が見頃です。
先祖から受け継がれ60、70本は植えられておりますが、咲いていたツバキの花を何種類かご紹介いたします。

ツバキは上越市の花にも指定されています。
雪椿はその名のとおり寒冷地の日本海側に多く見られます。
まだつぼみの硬い品種もあり、これからも次々と咲き始めることでしょう。小さな頃から見慣れたお花ですが、改めて写真に撮ってみると控えめで慎ましやかな和の印象を受けます。

実家のある上越市頸城区には坂口記念館という施設があります。
坂口博士のことを少しご紹介いたしますね。

坂口謹一郎博士は上越市出身で、「応用微生物学」の世界的権威として知られています。
博士の研究の対象であった「微生物」とは、目では観察することのできない菌類や酵母・カビなどの小さな生物のことで、これらがかかわって「発酵」が促され、私たちの食生活に欠くことのできない味噌や醤油、日本酒bottleなどができあがります。
博士はこの工程を科学的に解明し、その研究成果から、調味料の大量生産等、今日の醗酵工業発展の扉を開いたといわれています。

そして、その園内には雪椿園budがあります。
雪椿園は、坂口博士が「こしのくにのしるしのはなのゆきつばき ともかきこぞりてうえみてませり」と和歌に詠み、私財を投入して地元文化人と「雪椿保存会」を結成し、雪椿の保存育成に努めたいわれがあります。
私も何度が訪れたことがありますが、園内には、約190本の雪椿があります。
初めて訪れた人々は、ツバキの美しさに感銘すると思いますsign03
博士の目的は「頸城区の将来に役立ち、農村振興の一助にするもの」であり、単なるコレクションとして始められたものではなく、「社会に役立つ学問」を目指した農芸化学者ならではの区への贈り物とも言われています。
宮川


投稿者 みやかわクリニック